おお、よくぞまいられた!
ここはエンジニアの楽園、TICランド。
ティアよ、よくぞお客人を連れてきてくれた。
…え、そうなの? …うん、わかった(しょぼん…)。
その心意気や、よし!!
では、話そうかの・・・。
まず、TICが国の事業として取り組んでいるのは、
「テストエンジニアリング事業」というもの。
TICランドの住人が、皆、楽しんでやっているものじゃ。
「テストエンジニアリング」というと
難しく聞こえるかもしれんが、わかりやすく言えば、
新しい自動車が開発され、世の中に出るために、
様々なテストをしていると思ってもらったらいいじゃろう。
じゃが、テストと一口で言ってもな、
それはそれは様々なものがある。
温度、湿度、電波、IT、振動、防水、
防塵、剛性、ユーザビリティなど、
いろーんな側面から、自動車やその部品の
性能や品質を検証する…。
とても、奥が深いものなんじゃ!
それに関わるエンジニアたちも、
まさにプロフェッショナル…!
つまり、この国の住人たちの多くが、
テストエンジニアリングの
スペシャリストというわけじゃ!!
しかし、安心されよ。
最初はだれしも、皆、お客人のように、
ふらっとこの国を訪ねてきた者たち…。
なんの技術も知識もない、
自動車に興味もない者も、おった。
クルマとダルマを間違える者もおったぐらいじゃ。
コホン…。それは、ウソじゃ。
この国が居心地がいいのか、仕事が楽しいのか、
いつの間にか、すっかり皆、
定着してしまっていると言うわけじゃ。
この国には誰もがゼロから高みを
目指せる秘密のノウハウがあるからの。
まあ、その秘密は追い追い、分かってくるじゃろう…。
ほかにも聞きたいことはあるかな?
お主も聞いたことがあるかもしれんが、
今や世の中は、IoTやAIの時代。
そんな中で、自動車業界は
ますます進化を遂げるはずじゃ。
たとえば、ドライバーが運転しなくてもいい自動運転車。
クルマが情報ネットワークや新しいテクノロジーと、
もっとつながることで、今は想像すらできないような
未来のクルマ文化が生まれるやもしれん。
そんな未来を味わうだけでなく、
自分が創り手の一員になれるというのも、
この事業の魅力じゃの。
ほかにも聞きたいことはあるかな?
忘れてならないのは、
地域社会や地球環境への貢献じゃ!
二酸化炭素は、地球温暖化の原因の一つと
言われているが、少しでも、地球にやさしい
クルマを生み出すべく、電気自動車、燃料電池車
といったエコカーの開発も進んでおる。
交通事故を減らし、
もっと安全にドライブを楽しめるように、
自動ブレーキシステムの性能を高めていくのも、
テストエンジニアリングが、不可欠じゃ。
地球にも、人にも、幸せなクルマ社会を目指して。
まだ世の中にない、新しい乗り物をつくる支援をする。
それが、TICの使命ということじゃの。
ほかにも聞きたいことはあるかな?
どうじゃな?話を聞いてみて、
ちょっとワクワクしてこんか?
もし、ちょっとでもワクワクしたら、
それは、お主がTICで必要とされる
「才能」をもっている証じゃよ。
…おっと。
つい、話が長くなってしまった。いつものクセでな。
それでは、お客人。また会おう。
話を聞きたかったら、またいつでも遊びに来るとよい。