暗電流評価で、車両の信頼性向上

I.Y.
2020年入社
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情報処理科 卒
エネルギマネジメント評価

車載バッテリー消耗対策
暗電流の評価とその重要性

私は2020年に入社し、カーバッテリーの評価を担当しています。

業務としては「暗電流」という、車が停止している時に流れる電流を評価しています。
なぜなら、高い暗電流は車が停止している間にバッテリーを消耗させ、車が動かせなくなる原因となるからです。 このような問題を未然に防ぐために、試作車の段階で暗電流が許容範囲内に収まっているかを測定しています。

バッテリー寿命と信頼性の確保

暗電流が基準値を超える原因の一つに、電装品やユニットの不具合が挙げられます。
新しい車種やユニットのバージョンアップによって、他の部品との干渉や正常な動作の阻害が起こることがあります。

さらに、各電装品が正しく動作しているかを確認するために、イレギュラーな状態を再現させる試験も行っています。
例えば、駐車中にヘッドライトやルームランプが点灯し続ける問題などがあります。
近年では、ルームランプなどが自動的に消灯する機能もありますが、稀にその機能が正常に機能しない車もあります。

所属しているチームの役割は、こうした不具合を発見し、報告することです。

先輩の指導で得た知識を
未来のサポートへ

入社後、新入社員研修を受け、基礎的な知識や実務スキルを身につけました。この研修期間中には、業界の基本的な知識から、実際の業務で必要となる専門的な技術まで幅広く学ぶことができました。研修を終えた後、現在のチームに配属され、具体的なプロジェクトに取り組むようになりました。

配属後、初めて触れる測定器や診断ツールに対しては不安もありましたが、幸いにも先輩方からの丁寧な指導があり、実際の操作や使用方法について迅速に理解することができました。他にも、具体的な操作手順やトラブルシューティングの方法を親身に教えてくれたため、自信を持って業務に臨むことができるようになりました。

これまでの経験と先輩からの学びを活かし、新入社員の皆さんが抱える不安や疑問を解決できるよう努めています。私自身が受けたサポートや学びを、今度は後輩たちに伝え、彼らがスムーズに業務に慣れる手助けをしていきたいと考えています。これからも自己研鑽に励みながら、チーム全体の成長に貢献できるよう、努力していきます。