ハーネス機能試験
我々が自動車を運転している時に普段何気なく使っているライト、ワイパー、エアコンなどはスイッチを操作すると当たり前の様に動くと思います。
これらはワイヤーハーネス（自動車用電線）がスイッチなどの電子部品と制御コンピュータを正しく接続することにより実現しているのです。
こういったワイヤーハーネスの正確性や品質について評価・検証し、安心・安全・高品質な自動車を世に送り出すことが私たちの仕事になります。
例えば、ライトのスイッチを操作した際にワイパーが突然動き出したらユーザーはびっくりしてしまいますよね。
こうした自動車の制御のミスマッチが起きていないかを、自動車に装備されている電子機器の全てに対し確認していきます。ミスマッチが発生した際はワイヤーハーネスの接続先が間違っていないか、自動車、電視回路の両方から調査を行います。
こうした徹底した機能確認の上に、ユーザーが安心して乗れる自動車が成り立っているのです。
ハーネス保安防災評価
自動車は世界各国、未舗装の荒れた道や、雪の日、雨の日、色々な環境で走ります。
小石を跳ね上げたり、車内に雪が雨水が持ち込まれた際に、それらが原因でハーネスが傷つき劣化すると、電子機器が動かなくなったり深刻な場合には車両火災が起きることも考えられます。場合によってはリコールや重大な事故にも繋がりかねません。
そういったことが起こらないように、様々な環境、ユーザーの自動車の使い方を想定したハーネスの経路になっているか適切なハーネス保護が設定されているかどうかを評価します。
我々の試験・評価はこうして安心して乗ることができる自動車づくりを支えているのです。
← prev
